A型事業所から他のA型事業所へ移行する時の成功のヒントと体験談

A型事業所から他のA型事業所へ移行したい場合は、これまでの経験を生かしてスキルアップしたいときや、現在、通所しているA型事業所の作業内容が嫌になってしまった、自宅近くに新規のA型事業所がオープンした、などの理由や職員や他の利用者との対人関係の苦悩があるかもしれません。

特に対人関係においての苦悩がある場合は、毎日出勤するだけでヘトヘトに疲れてしまいますね。

場合によっては体調不良で欠勤が続き、収入激減してしまうこともあります。そうなると辛くなってしまいます。

そこで、この記事では

・移行するための成功ステップ
・移行するときに気をつけること
・体験談

上記を押さえておくことによって転職を成功するためのヒントをお伝えします。

他のA型事業所に移行するための5つの成功ステップ

成功ステップとして一番大切なのは、これまでの経験を振り返ってみることです。とはいえ、自分のことを客観的に観るのは難しいときもあると思います。
その場合は過去に他の人から褒められたことや、作業していて楽しい! と感じたことなどを一つでも多く思い出してみてくださいね。

以下で詳しくお伝えします。

自己分析を徹底する

自分の強みやスキル、経験を再確認し、次のA型事業所でどのように活かせるかを明確にしましょう。自己分析を通じて、自分に合った職場を見つけることができます。

自分の得意な業務や過去の成功体験を振り返り、それを新しい職場でどのように応用できるかを考えてみましょう。また、自分のキャリア目標や価値観を再確認し、それに合った職場を選ぶことも大切です。

求人情報を詳細にリサーチする

転職先のA型事業所の求人情報を詳しく調べて、仕事内容や求められるスキルを確認しましょう。自分の希望や条件に合った求人を見つけることが大切です。

具体的には、求人サイトや公式ウェブサイトをチェックし、仕事内容や求められるスキル、労働条件などを比較検討します。また、評判や社員の口コミを調べることで職場の雰囲気や働きやすさを、把握することもできます。

履歴書と職務経歴書を丁寧に準備する

自分の経験やスキルをアピールできる履歴書と職務経歴書を作成しましょう。特に、A型事業所での経験を具体的に記載し、転職先でどのように貢献できるかを明確に伝えることが大切です。

過去の業務での成果を具体的な数字やエピソードを交えて記載することで、説得力を持たせることができます。また、自己PRや志望動機も具体的に書くことで、採用担当者に自分の強みをアピールしましょう。

面接対策をしっかり行う

面接では、自分の経験やスキルを具体的に説明できるように準備しましょう。また、転職先のA型事業所についても事前に調べておき、質問に対して適切に答えられるようにしましょう。

過去の業務での具体的なエピソードを用意し、それをどのように新しい職場で活かせるかを説明することが大切です。また、A型事業所のビジョンやミッションに共感していることを伝えることで、採用担当者に好印象を与えることができます。

ネットワークを活用する

同じ業界で働く知人や支援員に相談し、転職先の情報を収集しましょう。ネットワークを活用することで、求人情報や職場の雰囲気など内部情報を得ることができます。

例えばSNSを活用して情報収集を行うことが有効です。また、知人からの紹介で転職活動を進めることで、信頼性の高い情報を得ることができます。特に利用者の口コミや体験談は参考になるでしょう。

移行するときに気をつけること

A型事業所に入職するときは、見学→体験→面接、の順で入職する流れがあるところが多いです。入職する前に実際に働いてみることができるのはA型事業所ならではの大きなメリットですね。

けれども体験のときはよく見えたけど実際に入職してみたら、あれ? と疑問がでてくることもあるでしょう。

そこで気をつけることを以下で詳しくお伝えします。

職場環境や雰囲気を確認する

転職先のA型事業所の職場環境や雰囲気が自分に合っているかを確認しましょう。

見学や面接時に質問することで、働きやすい環境かどうかを判断できます。職場の雰囲気が自分に合っているかどうかは、長期的な満足度に大きく影響します。

スキルアップの機会を探る

転職先でのスキルアップやキャリアアップの機会があるかを確認しましょう。

パソコン業務や軽作業の内容が充実しているかどうかも大切なポイントです。自分の成長をサポートしてくれる環境を選ぶことで、将来的なキャリアの発展に繋がります。

労働条件を確認する

給与、勤務時間、福利厚生などの労働条件をしっかり確認しましょう。

自分の希望や生活スタイルに合った条件かどうかを確認することが大切です。特に、福利厚生や休暇制度が充実しているかどうかは、働きやすさに直結します。

体調のことなど多少聞きずらいことがあるかもしれませんが、後で後悔しないようにしたいですね。

転職理由を明確にする

自分がなぜ転職を考えているのか、その理由を明確にしましょう。

転職理由が明確であれば、面接時に説得力のある説明ができ、採用担当者に好印象を与えることができます。

また、自分自身のモチベーションを再確認することにも繋がります。できれば前職で嫌な目にあったとしても、ネガティブは発言は控えめにして前向きに考えたいものです。

転職活動のスケジュールを立てる

転職活動を計画的に進めるために、スケジュールを立てましょう。

応募書類の準備や面接の予定などを整理し、効率的に活動を進めることが重要です。計画的に進めることでストレスを軽減し、より効果的な転職活動が可能になります。

退職日と入職日の間隔は開けないようにすると、体力的にはキツイですが収入は安定しますので、タイミングよくするように検討してくださいね。

A型事業所からA型事業所への移行体験談

現在、A型事業所に通所していますが、今の事業所に辿りつくまでに3回も移行しています。

理由としては

  • 1回目 サービス管理責任者と絶望的に合わなかった
  • 2回目 苦手な利用者がいたことと、軽作業で重い物を運ぶ作業が多く、腰を痛めてしまった
  • 3回目 オープンしたてのA型事業所で始めは利用者数も少なく作業内容もよかったんですが、だんだん人が増えて騒がしく ”大人の幼稚園 ”のよう な雰囲気になってきて合わなくなったため

4回目になる現在は入職して三か月ですが、これと言ったトラブルもなく落ち着いています。(今後どうなるか分かりませんが……)

A型事業所からA型事業所への移行は、正直に言えば面倒くさい、のひと言につきます。

見学と体験を申し込み面接へと進む過程は、どこでも同じでした。体験は3日間のところもあれば、1日だけというところもありましたね。

体験は工賃が発生しないので、多少はは気楽ですが、見知らぬ職場に行くというのは緊張するものです。気力、体力がないと厳しいかな? と思いました。

私は「このままでは嫌だ! 他のA型事業所に移行したい!」と、心の叫びがパワーとなり行動することができました。

内定後は一人ひとりについている相談支援専門員さんに報告したり、受給者証の提出、保証人の記載など、手続きが一般枠と違って複雑なことは確かです。

一般枠や精神障がい者枠での就労も考えましたが、体調が安定しないのでA型事業所にとどまりました。

まとめ

A型事業所からA型事業所へ移行するのは4回も経験し、毎回大変ですが内定を頂いた時の嬉しさや、これから始まる新しい生活への期待は楽しみですね。

今後は、もしかしたら5回目もあるかもしれません?!

よさそうなA型事業所を見つけたら、ウェブサイトのチェックをし、分からないところは(勇気がいりますが)直接問い合わせてみてもいいと思います。

職場体験や面接も大変ですが、中でも毎回の一番の悩みどころは履歴書の ”志望動機 ”でした。

もし、行き詰ったらコチラ↓↓の記事をご覧ください。