嫌いな人と仕事をするというのは、シンドイものです。心を体が悲鳴をあげて、体調不良でダウンしてしまう時もあるでしょう。
「○○さん(嫌いな人)が退職していなくなればいいのに」と恨みにも似た気持ちで毎日を過ごしているかもしれません。
そのような気分を和らげるために、嫌いな人との心の距離感をつかむにはどうしたらいいのかを、お伝えします。
嫌いな人は必ずいる
どうゆうわけか嫌いな人というには、どこの職場にも必ずといっていいほど、一人や二人はいるものです。
いつも同じタイプのが現れて嫌いになることも、あるあるです。
そこで嫌いな人の正体を3つあげてみました。
嫌いな人って自分自身かも
嫌いな人は自分自身の嫌いなところや欠点と思っているところを、相手の中にみるとその人を嫌います。
たとえば嫌いな人は「お金にケチな人」だとします。
自分自身の中の ” 認めたくないところや嫌っているところ ” が、” 実はお金にケチ ” である場合は「あの人(嫌いな人)は、お金にケチな人だから嫌い」と相手の中に自分を映しだしてしまうんですね。
※ 心理学では 投射 といいます。
参考情報:>>投影・投射(防衛機制)
嫌いな人や合わない人は自分自身の中の一部です。
厳しいことですが、嫌いな人が多ければ多いほど 自分自身を嫌っているかもしれません。
相手は自分自身を映し出す鏡です。
その人のどこが嫌いか
嫌いな人の特徴をあげてみましょう。
- 清潔感がない
- 気が利かない
- 言い方がキツイ
- 怒りっぽい
- 無口で何を考えてるのか分からない
- 仕事を覚えない
- 職場での掃除をサボる
- 敬語を使わない
- 空気読めない
- 仕事できないのに上から目線でえらそう
などなど。人の数だけありそうですね。
よーーく考えてみると自分の中にも認めたくない嫌いなところが見えてくるかもしれません。
時間に余裕がある方は、一度紙や携帯のメモに書き出してみるのもいいでしょう。
好きの反対は嫌い?無関心
嫌う、ということは相手に関心があるということです。
嫌いの反対だと思われる ”好き ”も関心がありますね。
かの有名なマザー・テレサの名言に「愛の反対は憎しみ(嫌い)ではありません。無関心です」とあります。
相手に対し無関心なら、嫌いも好きも何もないでしょう。
極端に言えば「あら、アナタいたの?」くらいのニュアンスがあります。
嫌いな人の事を考えるとイライラしたり、悲しくなったりすることもありますが、心の成長を手伝ってくれているのかもしれません。
嫌いの気持ちと向き合う対処法
嫌いな人と毎日会うのは苦痛ですが、どうしたらいいのでしょう? 解決策を考えてみました。
視点を変える・捉え方を変える
職場に嫌いな人がいる場合は、その人のことばかり考えてしまうかもしれません。
すると、どよーんとしたネガティブな感情に支配されてしまうことでしょう。
そうならないためには、○○さん(嫌いな人)に対して別の生き物だ! と考えてみてはいかがでしょうか?
嫌いな人は、この世に存在する人ではなく何か別の生き物だから思いやりとか気持ちを分かち合うことができないな、と。
気にし過ぎはNG・自然に振るまう
嫌いな人を気にしすぎるあまり、感情的になりすぎてしまうことがあるかもしれません。
挨拶ひとつとっても必要以上に丁寧にしたり、逆に素っ気なくしてしまったり。
距離の取り方は難しいですが、仕事以外の話はしない、プライベートな会話では「~ですよね」「はい、分かりますよ~」などと、オウム返し的に相槌を打つのが得策です。
やり過ぎると、わざとらしくなってしまう恐れがあるのでサラリと交わす程度にしておくと自然に振舞えるでしょう。
嫌いなタイプにいつも出会うのは偶然or必然?
私の嫌いなタイプの人はキツイ人です。
どうゆうわけか、どのこの職場にいっても同じようなキツイ人に出会います。
仕事中に「これ、やっておいて」「まだ○○してないの!」「ちゃんとやってよ!」と、叩きつけられるように言われることも、珍しくありません。
相手は女性のほうが多いです。
もしかして、私ったら○○さん(嫌いな人)のサンドバックになってる? と思うこともあったりして、顔を見るのも嫌になります。
そこで、よくよく自分のことを振り返ってみると、自分自身の中にもキツイところがあるのかなぁと思いますが、どうにも受け入れられませんでした。
転職するたびにキツイ人に出会うということは、私も人に対して薄情なところがあると何となく気が付きました。
それでもズルいけど自分はいい人だよ、と心のどこかで思いたいのかもしれません。
まだまだ時間がかかると思いますが少しずつ心の成長をしていきたいです。
まとめ
- 嫌いな人は必ずいる
- 嫌いの気持ちと向き合う対処法
- 嫌いなタイプにいつも出会うのは偶然or必然?
以上、お伝えしました。
職場の嫌いな人とは、出勤するかぎり毎日顔を合わせます。
挨拶だけは無難にしたほうがいいいと、個人的には思いますが難しい時もあるでしょう。さらに ” 人を嫌っている自分は性格悪い ” と、時には自分を責めてしまうことがあるかもしれません。
もし自分を責めてしまっていたら嫌いな感情はあってもいいと、しっかりと認めてあげてくださいね。
それでは、また。